定価 2200円+税
判型 四六判 上製
頁数 224ページ
装幀 伊藤滋章
発売 2020年1月22日
ISBN 978-4-7684-1018-9
【内容】
『種の起源』が出版されて160年以上たった今日でも、「進化」という概念が一般社会では広く認められているとは言えない。「進化」は、時として大きな誤解や曲解のもと、人間や社会を暴走させている。それはいったいなぜなのか、そしてそれが人類に何をもたらしているのか。著者は、この二つの問題を解く鍵概念としてダーウィンも関心を持っていた「言語」への考察を深めていく。人間固有のものとされる言語習得の謎、その言語の大きな特徴である象徴機能の複雑さなどを巡って挑戦的な考察を展開する。