
熊倉浩靖 著
定価 2700円+税
判型 四六判 上製
頁数 256ページ
装幀 大森裕二
発売 2020年3月11日
ISBN 978-4-7684-5873-0
【内容】
「日本国」の誕生。その瞬間を絞り込む!
本書では、「日本国」の誕生の瞬間を絞り込むことに挑みます。その時、中国・唐の地で何があったのか。「日本」の誕生と大王が天皇になるのは、どちらが先か。列島を治める思想と論理とは? それらを探るため、都を中心に見るのではなく、東国と呼ばれる関東で何が起きていたかを見ていきます。そこから浮かび上がるのは、多様な渡来人たちの活躍、石碑に残る日本語の誕生、仏教との結びつき、災害に立ち向かう民衆の声、などです。都中心の古代国家成立論とは一味違う、列島全体を俯瞰した歴史書の誕生です。
【著者紹介・担当編集者より】
1953年群馬県高崎市生まれ。1971年京都大学理学部入学。1975年、高崎哲学堂の設立に参画。高崎哲学堂で福永光司、司馬遼太郎、梅原猛などの講演を企画し、薫陶を得る。現在、高崎商科大学特任教授。著書『古代東国の王者ーー上毛野氏の研究』『日本語誕生の時代ーー上野三碑からのアプローチ』(ともに雄山閣)等多数。