{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/1

震災後の日本で戦争を引きうける:吉本隆明『共同幻想論』を読み直す

2,420円

送料についてはこちら

田中和生 著 定価 2200円+税 判型 四六判 上製 頁数 216ページ 装幀 伊藤滋章 発売 0000年0月00日 ISBN 978-4-7684-1009-7 【内容】 第1章では、1960~70年代、なぜ熱狂的に吉本が読まれたのかを現代の視点で検証し直す。第2章では、『共同幻想論』を丁寧に読み解いていくことで、吉本が捉えようと試みていた大胆な日本の姿というものを再確認する。第3章では、戦後の日本の繁栄と背中合わせになっている原発産業との絡み合いを解きほぐしていく。第4章では、2011年の震災後の日本で生じた新しい共同幻想の形を文学作品などをもとに抽出していく。そして第5章では、その新しい共同幻想を足がかりに、「戦後日本」と「震災後の日本」が持つ矛盾を解消していく手段を考察していく。 [著者紹介] 1974年、富山県生まれ。慶應義塾大学経済学部、文学部仏文学科卒業。2000年、評論「欠落を生きる――江藤淳論』で第7回三田文学新人賞を受賞。現在、法政大学文学部日本文学科教授。『あの戦場を越えて 日本現代文学論』(講談社)、『新約 太宰治』(講談社)、『吉本隆明』(アーツアンドクラフツ)など。

セール中のアイテム