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「富」なき時代の資本主義:マルクス『資本論』を読み直す

2,420円

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沖 公祐 著 定価 2200円+税 判型 四六判 上製 頁数 224ページ 装幀 伊藤滋章 発売 0000年0月0日 ISBN 978-4-7684-1014-1 【内容】 『資本論』が世に出て150年あまり、私たちは当時よりも豊かになったのだろうか。本書は、「富のありかた」をテーマに、本当の豊かさを再考する。まず、本書のキーとなる【富】という概念について、アダム・スミスをはじめ多くの思想家の発想を参照しながら考察。次に、【貨幣】に主題を移し、市場の発達に伴い、つかまえようのない幽霊のような存在になってしまった貨幣の姿を追う。そして「賃労働者は自由なのか?」という問いを設定し、資本主義と【労働】の問題を検証。最後に、現代社会のグローバリゼーションにおける資本主義の現状を踏まえ、資本主義の限界を乗り越える可能性を示唆する。 【著者紹介・担当編集者より】 1971年、広島県生まれ。東北大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、香川大学経済学部教授。著書『余剰の政治経済学』(日本経済評論社)、『現代思想と政治―資本主義・精神分析・哲学』(平凡社、共著)、『現代の経済思想』(勁草書房、共著)等。

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