横野レイコ 著
定価 1200円+税
判型 四六判変型 上製
頁数 168ページ
装幀 伊藤滋章
発売 0000年0月0日
ISBN 978-4-7684-5811-2
【内容】
江戸時代から始まり、大相撲興行と共に栄えた“相撲茶屋”文化。裁付袴姿の出方による案内や飲食の注文対応、独自のお土産など多様なサービスがある。個性豊かな20軒のおかみの奮闘ぶりや名力士との逸話なども交えて紹介。
[著者紹介]
横野レイコ(よこの・れいこ)
大阪市出身。1982年~86年に奈良CATV局「HI-OVIS」契約アナウンサーとして地域情報番組や共同通信ニュースなどを担当。24歳で上京し、1986年からフジテレビ「3時のあなた」「おはよう! ナイスデイ」のリポーターを経て、現在はフジテレビ「とくダネ!」リポーター。
相撲取材をはじめ、相撲番組の企画やトークショーなどで、力士たちと共に全国各地を駆け巡る。女性の相撲の伝え手として草分け的存在である。2017年に株式会社 相撲コンシェルジュ設立。
著書に『お兄ちゃん─誰も知らなかった若乃花の真実』(フジテレビ出版、2000年)、『I am a RIKISHI』(扶桑社、2004年)、『朝青龍との3000日戦争』(文藝春秋、2010年)など。
[編集担当者より]
活況を呈している大相撲の世界。外国人観光客も増え、本場所は連日“満員御礼”。稀勢の里が横綱として初めて国技館の土俵に立った5月場所は、前売り券がすぐに完売するという盛り上がりようだった。
しかし、ほんの数年前にはお客さんが入らない苦しい時期があった。力士たちの頑張りや昔からのファンが支えた面が大きいのはもちろんだと思うが、その支柱のひとつに、お茶屋さんの存在があったことも本書で知ってもらえたらと思う。
[目次]
はじめに
相撲茶屋の歴史
第一章 お茶屋さんの話から
一番 髙砂家
二番 紀乃國家
三番 大和家
四番 吉可和
五番 みの久
六番 中橋家
七番 和歌島
八番 上州家
九番 西川家
十番 三河屋
十一番 上庄
十二番 四ツ万
十三番 武蔵屋
十四番 白豊
十五番 長谷川家
十六番 河平
十七番 藤しま家
十八番 伊勢福
十九番 竪川
二十番 林家
第二章 相撲茶屋を支える人々
出方さん(若い衆)
番頭さん
お茶屋の一年
お茶屋の一日
土産物
第三章 「お茶屋遊び」を楽しむ
チケットの買い方とたしなみ
地方場所の茶屋事情
結び
[おすすめの類書]
『呼出秀男の相撲ばなし』
『大相撲の道具ばなし』