
トーマス・ザントキューラー 著/斉藤寿雄 訳
定価 3000円+税
判型 四六判 上製
頁数 400ページ
装幀 大森裕二
発売 0000年0月0日
ISBN 978-4-7684-5814-3
【内容】
若者向けに書かれた平易なヒトラー伝。現在のヒトラー研究のレベルの高さも反映され内容に妥協はない。単なる伝記に終わらず、ヒトラーが生きた時代状況を活写しているのも魅力。《21世紀の若者にヒトラーはどのように語り継がれるべきか?》という問題意識に根差したドイツにおける次世代への歴史継承の取り組みが伝わる。自国の過ちについて反省の姿勢を徹底させることで、国際的信用と国益を確保・増強してきたドイツ。無知に基づく安易な「自国ファースト」が叫ばれる今の日本でこそ読まれるべき1冊!
【著者紹介・担当編集者より】
トーマス・ザントキューラー
1962年、ミュンスター生まれ。フンボルト大学教員。ナチスについての教育・出版を研究。ギムナジウムでの歴史教育及び歴史裁判の仲裁等の研究も行う。歴史学博士。
斉藤寿雄
1954年、長野県生まれ。東京都立大学大学院修了。現在、早稲田大学政治経済学部教授。専門は20世紀のドイツ詩。翻訳書『第三帝国の歴史』(現代書館)など多数。