
黒崎正己 著
定価 1700円+税
判型 四六判 並製
頁数 176ページ
装幀 大森裕二
発売 0000年0月0日
ISBN 978-4-7684-5866-2
【内容】
明治末から昭和初期にかけてファシズム批判を展開し、信濃毎日新聞主筆時代に書いた社説「関東防空大演習を嗤(わら)ふ」が陸軍の猛反発を招いたことで知られる石川県出身のジャーナリスト・桐生悠々の評伝。本文中、俳優の中村敦夫氏による以下の発言が収録されている。「彼が警告していることは、まさに今ね、びしびしと現代社会に当てはまるようなことを言ってんですよ。要するに、全然人類社会は進歩していないじゃないか。桐生悠々は未来、未来と言っているけど、未来は今ですよ」。そう、本書を一読すると、悉くその先見性に驚かされる。
【著者紹介・担当編集者より】
黒崎正己(くろさき・まさき)
北陸朝日放送(HAB、本社・金沢市)報道担当部長。50歳。2018年に放送されたドキュメンタリー番組「言わねばならないこと 新聞人・桐生悠々の警鐘」の担当ディレクター。同番組は、第1回「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」大賞を受賞。