
杉谷 綾子 著
定価 3000円+税
判型 四六判 上製
頁数 368ページ
装幀 中山銀士
発売 0000年0月0日
ISBN 4-7684-6822-5
【内容】
奇跡物語というものが中世の人びとの生活の中でどのような機能を果たしたのか。サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼やレコンキスタ等の理想の実現や心の癒しの要素として重要な役割を果たしていた奇跡物語の諸相を、気鋭の歴史学者が書き下ろす。
オリジナリティ豊かな、貴重な著作。「叢書 歴史学への招待」の最新刊。
[著者紹介・編集担当者より]
小社刊『プラハの異端者たち』に続く[叢書歴史学への招待]の第二弾。キリスト教対イスラム教の流血が続くスペイン中世史の意外な史実を書き下す。文明は対立ではなく共生を求めている。その歴史を祈りと巡礼の人々の史料に読み解く意欲作。