
沖浦和光 著
定価 2200円+税
判型 四六判 上製
頁数 224ページ
装幀 中山銀士+金子暁仁
発売 0000年0月0日
ISBN 978-4-7684-7010-7
【内 容】
日本人の日常生活に欠かせなかった竹箒や籠,箕などの竹細工。その技術は、誰によって伝承されてきたのであろうか? その謎を解くため、著者は十数年に亘り竹の文化圏・インドネシアの辺境を訪ねてフィールドワークを敢行した。インドネシア諸島の神話の影響が強いとされる「かぐや姫」伝承と日本列島の関連を明らかにし、『竹取物語』などの解読から、竹取の翁を賤民と捉え、竹細工の歴史と併せて探究。歴史的に賤民視されてきた竹細工職人や箕づくりを生業としたサンカの存在に着目した著者は、そこに日本の基層を解明する鍵を見出す。日本文化の「聖」と「賎」の深層に迫った名著の復刻版!