
沖浦和光 著
定価 4500円+税
判型 四六判 上製
頁数 440ページ
装幀 中山銀士+金子暁仁
発売 0000年0月0日
ISBN 978-4-7684-7012-1
【内 容】
近代日本の文化変動と社会変革の道程を、民衆史の視点から探ることをめざした労作『近代日本の思想と社会運動』(1980年)を収録。また、「日本マルクス主義の思想方法の一特質――福本イズムの思想史的意義をめぐって」においては、1922年に結成された日本共産党が1924年に解党決議をしたあと、その再建をめざす過程で圧倒的な影響力を発揮した福本和夫の「分離―結合論」(福本イズム)を、山川均の「協同戦線党」構想(山川イズム)と対比しながら詳細に検討し、その思想史的意義を明らかにしている。他にスターリニズムの成立過程を分析した論稿も収められている。