
三角 寛 著
定価 2800円+税
判型 四六判 上製
頁数 348ページ
装幀 毛利一枝
発売 0000年0月0日
ISBN 4-7684-7034-3
【内 容】
本書には『青蠅のお蝶』『足切喜三郎』『笛を吹く怪人』『子売の話』の4点が収められている。三角寛の小説では怪奇小説といわれる類のもの。
『青蠅のお蝶』は昭和10年4月から10月まで、大衆小説『日の出』(新潮社)に連載されたもので、舞台は昭和10年ごろの浅草で尋常な世界ではなく“異界”の物語である。三角寛にしては200頁を超える作品で長編物といっていいだろう。
解題は伝奇小説家の紀和鏡氏です。