武田秀夫 著
定価 2300円+税
判型 四六判
頁数 256ページ
装幀
発売 0000年0月0日
ISBN 4-7684-7689-9
【内 容】
癌で慶應病院入院中に抜け出して、六本木に映画を観に行くという大の映画ファンの著者が自己の死生観、オウムや神戸の少年Aの事件などをからめながらベルイマン、ヴィスコンティ、イーストウッド、ケン・ローチ、楊徳昌などの映画評を通し、現在の時代を透視する。
[編集担当者より]以前、ある映画評論家と話した時に言われた「映画を観て人生が変わる様な映画の見方をしなければ‥‥」の言葉が、ずっと頭の隅にひっかかっていたのだが、武田さんの映画評論は真にその言葉を地でいっていると言っていい。病院を脱出して映画を観に行く武田さんを癌もあきれていることだろう。