
秋山訓子 著
定価 1700円+税
判型 四六判 並製
頁数 208ページ
装幀 伊藤滋章
発売 2020年11月20日
ISBN 978-4-7684-5889-1
【内容】
民主主義はやっかいだけど、時間をかけてこだわって、ていねいに、がまんしつつも面白く。おいしいコーヒーを味わうために、豆の栽培や輸入法、焙煎や淹れ方にも気を配り、時間をかけるように。でもその行為自体が喜びでもあるだろう。果実を得るためには、わずらわしいプロセス自体を楽しまなければ続かない。(本書より)
長年にわたり第一線で活躍してきた政治記者が、しばし永田町を離れ、「草の根民主主義」が脈打つ世界各国の現場を歩く! 本書では、世界中でコツコツと「社会を変える」ための活動に取り組んでいる「ごく普通の人々」を紹介することを通して、「草の根民主主義」の現在地を照射します。DIYが息づく街で見た「自立した個人による変革」を活写!
【著者紹介・担当編集者より】
秋山訓子(アキヤマ・ノリコ)
1968年東京生まれ。東京大学文学部卒業。ロンドン政治経済学院修士。朝日新聞編集委員。朝日新聞入社後、政治部、経済部、AERA編集部などを経て現職。著書に『ゆっくりやさしく社会を変える NPOで輝く女たち』(講談社)、『女子プロレスラー小畑千代―闘う女の戦後史』(岩波書店)、『不思議の国会・政界用語ノート』(さくら舎)など。
【目次】
プロローグ――インドネシア・スラウェシ島のカフェで民主主義を紡ぐ
第1章 ポートランド――対話をあきらめない街
第2章 日本でも芽吹く「政治を語る場」――最初の一歩を踏み出した若者たち
第3章 中国と韓国の社会的企業――接近するビジネスと公益
エピローグ――フランスの若者は、なぜデモに参加するのか?