坂本いづみ・茨木尚子・竹端寛・二木泉・市川ヴィヴェカ 著
定価 2200円+税
判型 A5判 並製
頁数 192ページ
装幀 北田雄一郎
発売 2021年3月11日
ISBN 978-4-7684-3582-3
【内容】
イギリスやカナダで主流となっている反抑圧的ソーシャルワーク(AOP)の理論から実践までを、日本で初めて紹介。援助者が多数派にとっての都合の「いい子」を脱することから、多様性社会の実現が始まる。社会正義に基づいたソーシャルワーク入門書。
【著者紹介】
坂本いづみ(トロント大学ソーシャルワーク学部准教授)
茨木尚子(明治学院大学社会学部教授)
竹端寛(兵庫県立大学環境人間学部准教授)
二木泉(トロント大学博士課程)
市川ヴィヴェカ(トロント大学博士課程)
【目次】
はじめに
第Ⅰ部 AOPを知る
1 反抑圧的ソーシャルワーク(AOP)とは何か─概論と方向性 (坂本いづみ)
コラム1 AOPの源流
2 カナダでのソーシャルワーク教育の状況と課題 (坂本いづみ)
コラム2 ドナ・ベインズによるAOPの10のテーマ
第Ⅱ部 AOPの可能性
3 「私」から始めるAOP─ケアを中心とした社会をつくるために (二木泉)
コラム3 被爆者・アクティビスト・ソーシャルワーカー、サーロー節 子さん
4 ささやき声の共鳴から生まれる私たちのAOP─「しょうがない」の向こう側 (市川ヴィヴェカ)
コラム4 ささやき声のAOP、実際にやってみたら
第Ⅲ部 AOPと日本の現状
5 日本のソーシャルワーカー教育とAOP─社会福祉専門職教育に今こそAOPが必要な理由(茨木尚子)
6 精神障害と抑圧・反抑圧 (竹端 寛)
7 障害当事者運動にみるAOP─その可能性と課題 (茨木尚子)
8 支援者エンパワメントとAOP (竹端 寛)
終章 明日から始める反抑圧的ソーシャルワークのタネ 【座談会】
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