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「困難事例」を解きほぐす:多職種・多機関の連携に向けた全方位型アセスメント

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伊藤健次・土屋幸己・竹端寛 著 定価 2200円+税 判型 A5判 並製 頁数 200ページ 装幀 北田雄一郎 発売 2021年4月16日 ISBN 978-4-7684-3586-1 【内容】 現場で奮闘する援助専門職のアセスメント力の向上を目指して著された実践書。 介護・福祉の分野においてアセスメント(assessment)とは、「当事者に関する情報を収集・分析し、自立した日常生活を営むために解決すべき課題を把握すること」といわれている。 従来のアセスメントでは専門職の客観的な視点ばかりが重視され、当事者の主観を尊重した支援まで届いていないことがあるという。 本書で扱う「全方位型アセスメント」では、客観的に問題を把握しつつも当事者個人の生活歴や周囲の環境を考慮し、その人らしい暮らしを実現するための見立てを構築する。 その「全方位型アセスメント」を土台として行われる支援が「全方位型支援」である。 この本では「全方位型アセスメント」の概念や手順を、豊富な例と図表を用いながら紹介する。 本書後半では、「事例検討」と呼ばれる検討会の具体的なやり方も紹介する。 多職種に就く人々がそれぞれの専門を活かして一つの事例を検討することで、より多面的で深い支援が期待できるという。 時間設定や必要なツール、注意点など、実践的なアドバイスが多くちりばめられている。 長く援助職に携わってきた3名の著者によるアセスメントの実践書。よりよい支援を目指して彼らが検討と実践を積み重ねてきた「全方位型アセスメント」を網羅的に解説し、これまで十分に言語化されてこなかったアセスメントの考え方や進め方を豊富な事例を用いて紹介する。「全方位型アセスメントを実践にぜひ役立ててほしい」という著者たちの願いが行間から熱くほとばしる書である。援助専門職に就いている方々に、ぜひとも役立ててほしい。 【著者紹介】 伊藤健次(イトウ・ケンジ) 山梨県立大学人間福祉学部・福祉コミュニティ学科准教授。 土屋幸己(ツチヤ・ユキミ) 認定社会福祉士 一般社団法人 コミュニティーネットハピネス。 竹端寛(タケバタ・ヒロシ) 兵庫県立大学環境人間学部准教授。 【主な目次】 1章 アセスメントと生き方支援 2章 そもそもアセスメントとは何か 3章 全方位型支援・全方位型アセスメントとは何か 4章 全方位型アセスメントを用いた4つの領域で捉える全方位型支援の実際 5章 全方位型アセスメントの実施に有用なツール 6章 事例検討に活かす全方位型アセスメント 【YouTubeに紹介動画をつくりました!】 https://youtu.be/4tlbYesw58w ・どうしてこの本を書いたのか? ・支援現場で感じた「従来のアセスメント」の課題とは何か? ・なぜ「困難事例」に「全方位型アセスメント」が必要なのか? ・なぜ多職種・多機関連携に「全方位型アセスメント」が必要なのか? ・「アセスメントが変わると支援が変わる」ってどういうこと? 等を著者がわかりやすく紹介している約10分の動画です。 ぜひこちらもご参考にご覧ください。 <ソーシャルワークを深めるシリーズ>としてこちらも好評発売中! 『脱「いい子」のソーシャルワーク――反抑圧的な実践と理論』https://gendaishokanshop.stores.jp/items/6048b138aaf0430bd8bbc6ac 坂本いづみ・茨木尚子・竹端寛・二木泉・市川ヴィヴェカ 著 定価2200円+税 『相談支援の処「法」箋――福祉と法の連携でひらく10のケース』 https://gendaishokanshop.stores.jp/items/60b9b59d4899210b71899f46 青木志帆 著 定価2200円+税

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