八幡浩二 著
定価 1600円+税
判型 A5判変型 並製
頁数 208ページ
装幀 伊藤滋章(基本デザイン・中山銀士)
発売 2021年6月8日
ISBN 978-4-7684-7158-6
【内 容】
安芸と備後を領有していた福島正則改易後、西国の大名たちを抑えるため、徳川家康の母方の一族である水野勝成を入れて立藩。大名の居城でありながらも幕府の天下普請として10万石の家格には不釣り合いなほど巨大な城が築かれた。しかし、御家断絶により水野家は改易となり代官支配、松平氏時代を経て、阿部正邦が宇都宮から入る。こののち廃藩置県まで阿部家は福山藩主として大坂城代、老中など幕府の要職に就く。ことに幕末に老中を務めた阿部正弘は有名で、藩校誠之館を開くなど学問にも功績を残した。
旅人が愛した鞆の浦、ペリーも飲んだ保命酒、江戸時代から続く慈善団体の義倉など、福山の歴史・文化の魅力も紹介。
【著者紹介】
八幡浩二(ヤハタ・コウジ)
福山市立大学教授。
2022年に築城400年を迎える幕府最前線の城を備える譜代藩。
広島県福山市・福山城に居を置いた藩の物語!