
平河エリ 著
定価 1800円+税
判型 四六判 並製
頁数 256ページ
装幀 伊藤滋章
発売 2021年7月20日
ISBN 978-4-7684-5904-1
「読む国会」からはじまる政治参加! 今、最も注目されている政治ライターの圧倒的なリサーチ力とフェアな視点が胸を打つ「議会制民主主義の教科書」。
【内容】
「総理大臣と国会、どちらが偉い?」「民主主義=多数決じゃないの?」「内閣不信任案はなぜ国会の“切り札”なの?」「審議拒否はなぜ起こるの?」「国会における野党の役割とは?」「参議院って存在する意味あるの?」「日本には、なぜ女性議員が少ないの?」など数々の疑問に、本書は明快に答えます。通読すれば、政治ニュースが100倍面白くなること請け合い。被選挙権を得る25歳以上必携、政治リテラシーの教科書です。
【主要目次】
第1章 総理大臣と国会
第2章 国会議員の仕事とは
第3章 国会が動くとき
第4章 野党の役割
第5章 選挙制度と国会
第6章 ジェンダーと国会
【著者紹介】
平河エリ ひらかわ・えり
ライター。京都市出身。早稲田大学卒業後、外資系IT企業にて勤務し、その後コンサルタントとして独立。ブログ「読む国会」が話題となり、ライターとして議会政治、選挙などを専門分野に活動。朝日新聞、講談社、扶桑社、サイゾーなど各社媒体で執筆。
感染症危機で明らかになった課題の中には、国会で提起されていながら、見過ごされてきたものが少なくありません。
脆弱なセーフティーネット、デジタル化の遅延、あるいは地方自治体の疲弊。これらは、国会の議事録を紐解けば、どこかで誰かが発言しています。
行政が機能不全に陥ったとき、それを変えられるのは立法府です。そして、立法府が機能するためには、単に選挙のときだけではなく、我々一人ひとりが政治参加する必要があります。
我々が国会を監視するとともに、国会が問題提起したことを真剣に考え、行動することが必要なのです。(本書「あとがき」より)