
藤尾隆志 著
定価 1600円+税
判型 A5判変型 並製
頁数 208ページ
装幀 伊藤滋章(基本デザイン・中山銀士)
発売 2021年11月5日
ISBN 978-4-7684-7159-3
【内 容】
岡山藩の基礎を築いた「明君」池田光政は、嫡男綱政に藩主の座を譲る際、二人の息子(政言と輝録)を分家させ、新たな藩として鴨方藩と生坂藩を創出させた。しかし、それぞれ財政難などを抱え長らく本藩に依存する状態が続いた。それでも歴代鴨方藩主たちは岡山藩を支え、なかには池田一門で長老的役割を担う者もあらわれる。そして、幕末の藩主は本藩に対して多大な影響力をもち、やがて岡山藩最後の藩主に就任した。
本書では、岡山藩と鴨方藩の持ちつ持たれつの関係と、優れた文化人を輩出した鴨方藩の歴史と気風を活写。
【著者紹介】
藤尾隆志(フジオ・タカシ)
岡山大学大学院卒。研究対象「池田家、本家・分家の研究」。
現在、水戸市教育委員会歴史文化財課。
現在の岡山県浅口市鴨方町に拠点を置いた藩の物語!