福祉労働編集委員会 編
定価 1400円+税
判型 A5判 並製
頁数 140ページ
装幀 BOB.des'(ウエダ トモミ)
発売 2022年4月25日
ISBN978-4-7684-2372-1
【内容】
〈特集1〉2022年の最重要概念「インターセクショナリティ」について。アイデンティティの交差性によって起こる差別・排除の構造を解消するために、支援者に何ができるか。障害女性がおかれた状況や、恋愛・結婚・性をめぐる経験にも焦点を当てた。いかに福祉がジェンダーや性の視点を欠いているか、痛感してほしい。
〈特集2〉就学前の障害児の子育てをめぐる問題について。
加配保育士の不足による幼保での受入れ拒否や、相談場所の少なさによって、障害児サービスの利用が爆発的に増加している。障害児の子育てが「特別」なものにされた結果、地域に対応力がなくなっているのではないか。
【主な目次】
〈特集1〉インターセクショナリティと批判的実践
● 市川ヴィヴェカ/なぜ今インターセクショナリティなのか?
● 二木 泉/インターセクショナルアプローチを用いて介護を考える
● 河口尚子/障害女性とインターセクショナリティ
● 〔座談会〕伊是名夏子×油田優衣×松波めぐみ
/恋愛・生理・性にまつわるモヤモヤを話そう
● 豆塚エリ/狭間で佇み、引き裂かれる
〈特集2〉就学前の育児不安を地域で受けとめる
● いま地域で起きていること 親・保育・療育・相談支援の声
● 〔インタビュー〕安藤希代子さん/今こそ親支援を―早期療育・早期発見の陰で
● 櫻井貴大/インクルーシブな保育に向けて、加配保育者の葛藤と問題
〈追悼〉海老原宏美さん 自分の人生を主体的に生きるために