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「昭和鹿鳴館」と占領下の日本:ジャパンハンドラーの源流

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山田邦紀・坂本俊夫 著 定価 2400円+税 判型 四六判 上製 頁数 280ページ 装幀 桜井雄一郎 発売 2022年8月10日 ISBN978-4-7684-5924-9 【内容】 敗戦直後の1945年8月、マッカーサーが日本に降り立つ直前、占領軍を迎え入れる厚木飛行場では、小園安名大佐が徹底抗戦を主張、やってくる占領軍を相手に総決起を呼びかけていた。厚木飛行場に戦闘機があるということは日本に降伏の意思がないということ、なんとかしなければと考えた軍上層部は、大安組の安藤明に協力を依頼する。500万円(現在の約3億円)という金額で請け負った安藤明は、見事、一昼夜にして厚木飛行場を整備し、無事降伏の調印式が行われることになる。 表の歴史にほとんど登場してこない人物、安藤明。「天皇制護持」の旗を振り、金を政治家にばらまき総理大臣を擁立しようとした豪快さの一方、GHQに逮捕されてのち金の力を失い転落していく。 昭和鹿鳴館とも称された安藤が経営した銀座「大安クラブ」を舞台に安藤がGHQ中枢部に取り入っていく様子を描きつつ、食糧難の時代に湧き上がった民衆運動と反共へと舵を切っていくGHQなど、激動の戦後史を残された資料からたどる。 【著者紹介】 山田邦紀(やまだ・くにき) 1945年、福井県敦賀市生まれ。早稲田大学仏文科卒業。夕刊紙『日刊ゲンダイ』編集部記者として30年間にわたって活動、現在はフリー。編著書に『明治時代の人生相談』(幻冬舎)他。共著書に『東の太陽、西の新月』『明治の快男児トルコへ跳ぶ』(いずれも現代書館)。著書に『ポーランド孤児・「桜咲く国」がつないだ765人の命』『軍が警察に勝った日』『今ひとたびの高見順』(いずれも現代書館)など。 坂本俊夫(さかもと・としお) 1954年、栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修了。フリーライター。共著書に『東の太陽、西の新月』『明治の快男児トルコへ跳ぶ』(いずれも現代書館)。著書に『シリーズ藩物語 宇都宮藩』『大相撲の道具ばなし』『浄瑠璃坂の仇討ち』(いずれも現代書館)。

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