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心なき精神医療を父が裁く

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竹内 實 著 定価 2000円+税 判型 四六判 並製 頁数 208ページ 装丁 宗利淳一 発売 2022年9月20日 【内容】 縛る・閉じ込める・薬漬けにする「世界に冠たる収容大国・日本の現状を告発する、慟哭のルポルタージュ 息子が精神病院で首吊り自殺。なぜ自殺したのか、耳鼻科医である父はカルテを請求し、調べ始める。合わない抗精神病薬を大量処方し、副作用で暴れ強制入院、保護室へ閉じ込めた。一度目の自殺未遂後に家族へすぐに連絡せず、危険物を取り除かなかった。自殺前後のカルテの時系列もおかしい。これは本当に医療なのか――? ジャーナリストの大熊一夫は次のように述べる。「竹内さんご一家を襲った悲劇は、極めてレベルが低い日本の精神保健体制が引き起こす普遍的事件の一つだ。日本の精神病院では今この時点でも1万人以上の入院者が、帯や紐でベッドに縛り付けられている。これでは「世界に冠たる収容大国」と揶揄されるのも当然である。」 世界の精神病床の20%を占める日本。そのずさんな精神医療の実態を白日の下に晒す! 【主要目次】 第1章 息子の死 第2章 真相解明 第3章 私は裁判官が尊敬できなくなった 第4章 精神科医は魔術師、精神病院は謎の館 第5章 精神病院は息子の人生に寄り添ってくれなかった     ――伊藤順一郎氏との対話  解説 大熊一夫「牢屋こそ治療だ」の日本でいいのか 【著者紹介】 竹内 實(たけうち・みのる) 医療法人社団竹内耳鼻咽喉科医院院長

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