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猫を描く:古今東西、画家たちの猫愛の物語

2,640円

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多胡吉郎 著 定価 2400円+税 判型 A5判 並製 頁数 272ページ 装幀 大森裕二 発売 2022年11月28日 【内容】 「猫を愛する人たちは皆、やさしい心の持ち主なのです」                 (ルイス・ウェイン)  猫と画家たちと絵画の三重唱。  名画から溢れるかけがえのない生命の交歓! ルーベンス、バロッチ、ウェイン、歌川国芳、鈴木春信、卞相璧、ルノワール、ボナールなど、こよなく猫を愛した画家たち。猫が彼らの人生と画業に与えた多大な影響、貴重な生命の響き合い……。まさしく「猫」は「描」かれるべき存在だった! 美術史における猫絵の変容、キリスト教と猫の関係なども踏まえ、それぞれの作品が描かれた背景を濃やかに解き明かす美術エッセイ。奥深い蘊蓄を軽やかに綴った、爽快かつスリリングな物語。 オールカラーで90作品を超える名画を紹介! 【主要目次】 Ⅰ 『受胎告知』に猫がいる! 泰西名画の猫探し   ――ルーベンス、ビア、ガロファロ、ロット、バロッチ Ⅱ 生きた、愛した、描いた。猫に殉じた男   ――ルイス・ウェイン Ⅲ ええじゃないか! 猫づくしの大奮闘   ――歌川国芳 Ⅳ 江戸流も韓流も、東アジアは猫だらけ   ――鈴木春信、歌川広重、卞相璧 Ⅴ 二十二匹の猫が大集合!『吾輩は猫である』の秘密   ――橋口五葉、中村不折、浅井忠、そして夏目漱石 Ⅵ 「史上最強の猫絵!」スウィート・ホームには猫がよく似合う   ――ピエール=オーギュスト・ルノワール Ⅶ 猫は「超家族」! あなたなしには生きられない   ――ピエール・ボナール 【著者紹介】 多胡吉郎(たご・きちろう) 1956年生まれ。東京大学文学部国文学科卒。1980年、NHK入局。ディレクター、プロデューサーとして多くの番組を手がける。ロンドン勤務を最後に2002年に独立、英国を拠点に文筆の道に入る。2009年に帰国、活動拠点を日本に移す。 主な作品に、『吾輩はロンドンである』(文藝春秋)、『スコットランドの漱石』(文春新書)、『リリー、モーツァルトを弾いて下さい』(河出書房新社)、『わたしの歌を、あなたに――柳兼子・絶唱の朝鮮』(河出書房新社)、『海を越え、地に熟し 長沢鼎 ブドウ王になったラスト・サムライ』(現代書館)、『漱石とホームズのロンドン――文豪と名探偵 百年の物語』(現代書館)、『生命の谺 川端康成と「特攻」』(現代書館)、『生命の詩人・尹東柱――『空と風と星と詩』誕生の秘蹟』(影書房)、『空の神様けむいので――ラスト・プリンセス 徳恵翁主の真実』(影書房)などがある。

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