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津久井やまゆり園「優生テロ」事件、その深層とその後:戦争と福祉と優生思想

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佐藤幹夫 著 定価 3200円+税 判型 四六判 並製 頁数 408ページ 装丁 宗利淳一 発売 2022年12月7日 ISBN 978-4-7684-3596-0 【内容】 「植松聖」と現在の日本社会。 なぜ事件が起きたのかを歴史・犯罪論的に問う。 「津久井やまゆり園事件」を歴史・犯罪論的にみたとき、「戦争と福祉と優生思想」という主題が現れる。事件の起きた「重度知的障害者入所施設」が戦後福祉の宿痾であることを歴史的に論じ、裁判がなぜ「植松独演会」と化したのかを、供述調書や傍聴記録の秀逸な分析を通して描き出す。新自由主義や合理化に伴い、犯罪の質がいかに変容してきたかを詳述。 【主要目次】 プロローグ 植松被告人の短い手紙から読み解く三つのこと 第Ⅰ部 戦後福祉の「宿痾」   ● 被害者と遺族を「記録」する   ●「施設」はなぜ福祉の「宿痾」なのか 第Ⅱ部 裁判がなぜ「植松独演会」になったのか   ● 2016年7月26日未明、この惨劇をどう「記録」すればよいのか   ● 刑事裁判はなぜ形骸化するのか 第Ⅲ部 「植松聖」という深層へ――彼はなぜ「孤独」だったのか   ●「戦争と経済」から読む戦後犯罪私史   ● 永山則夫と植松聖、それぞれの「母よ!殺すな」問題 第Ⅳ部 その後――戦争とテロルと「植松聖」たち   ● 植松死刑囚の手紙への遠くからの返信――戦争と福祉と優生思想   ● 二〇二二年八月、緊急の追記――二人のテロリストと安倍元総理 ながいあとがき――植松死刑囚に送った父親の「手記」 【著者紹介】 佐藤幹夫(さとう・みきお) 1953年、秋田県生まれ。養護学校の教員を20年以上務めた後、フリージャーナリストとして活動。批評誌『飢餓陣営』の主宰者として、幅広い分野で評論活動も行う。著書に『自閉症裁判』(朝日文庫)、『知的障害と裁き ドキュメント千葉東金事件』(岩波書店)、『ルポ高齢者ケア 都市の戦略、地方の再生』(ちくま新書)など多数。

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