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知の歴史:哲学と科学で読む138億年

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渡部佳延 著 定価 2500円+税 判型 四六判 並製 頁数 472ページ 装幀 大森裕二 発売 2023年9月7日 ISBN 978-4-7684-5941-6 【内容】 ビッグバンから始める、世界最長の哲学史!  哲学は、古代ギリシア以来長い間、すべての学問の総称として用いられてきた。現在でこそ、哲学と科学は「文系」「理系」という対極に位置づけられることが多いが、17世紀に万有引力の法則を発見したニュートンでさえ、自らを「哲学者」、自身の革新的理論を「自然哲学」と分類していたのである。哲学と科学の逆転は、いつ、何故、どのように起きたのか?  本書は、哲学の歴史を、ビッグバンから始まる自然科学史や、現在までに至る科学技術発展の系譜を絡めた138億年という壮大な時間軸で描き出す。哲学史としては自然哲学から構造主義まで、哲学史に登場する知のトップランナー達の生い立ちと思想のポイントが、楽しいイラストを添えてコンパクトにまとめ上げられている。哲学と科学、両者の長大な歴史が縦横無尽に網羅された1冊。 138億年の旅の終着点は、理想郷か、それとも悪夢か? 【主要目次】   序 「知」以前 第Ⅰ部 生命が始まり、知が始まる 第Ⅱ部 動物を超えて――神話で覆われる世界 第Ⅲ部 世界探究への出発――神話から哲学へ 第Ⅳ部 再び神話の世界へ――キリスト教の制覇 第Ⅴ部 近代知が世界を睥睨する――人間の力の自覚 第Ⅵ部 知への疑惑  結び 知の展望 【著者紹介】 渡部佳延(わたべ・よしのぶ) 1948年、東京・台東区生まれ。早稲田大学第一文学部人文学科卒業。1972年、講談社に入社。『英文日本大百科事典』全9巻の編集に携わり、「講談社現代新書」編集次長を経て、「講談社選書メチエ」編集長、「講談社学術文庫」編集長を歴任。2003年退社後、昭和薬科大学・神奈川大学非常勤講師、日本学術振興会専門委員などを務めた。専門は、西洋思想史、20世紀文学。著書に『サルトル、存在と自由の思想家』(トランスビュー)など多数。

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