福祉労働編集委員会 編
定価 1400円+税
判型 A5判 並製
頁数 132ページ
装幀 BOB.des'(ウエダ トモミ)
発売 2024年1月5日
ISBN 978-4-7684-2375-2
【内容】
巻頭15ページ! 芥川賞受賞記念対談
市川沙央×荒井裕樹
「『ハンチバック』が文学界に問いかけたこと」
〈特集1〉障害の社会モデルから人権モデルへ
「障害の社会モデル」と、国連の対日審査によって重要性が認識された「障害の人権モデル」。この二つのモデルを解説しつつ、そもそも障害とはなんなのかを考えるため、新たな視点や他のマイノリティの声も取り上げる。
〈特集2〉グループホームの大規模化と地域移行
「施設から地域へ」をめざして制度化されたグループホーム。しかし、制度の変遷のなかで大規模化し、「ミニ施設」に。民間事業者の参入、支援の質の低下や虐待、近隣とのトラブルも。グループホームの原点と変遷を確認。
【主な目次】
〈特集1〉障害の社会モデルから人権モデルへ
● 川島聡/二つの「障害のモデル」をめぐって
● 油田優衣/治療の選択をめぐる障害当事者の葛藤――人権モデルで「治療」を考える
● 元気のないおさむ/就労移行支援やめるマンガ――訓練すべきは社会のほうでしょ!
● 上川多実/「差別されない権利」の背景にある部落出身者の尊厳について
● 【インタビュー】吉野靫さん/トランスジェンダーが社会生活で抱えるコスト
〈特集2〉グループホームの大規模化と地域移行
● 島﨑由宇/グループホームが目指していたものとは何か――大規模化・集約化する現状から
● エミリー・ムティエン(講演録)/スウェーデンの脱施設の歴史と現状について
● 白崎朝子/重度訪問介護ヘルパーの労働裁判――岐路に立つ自立生活運動