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がん患者の集団になにができるか:肺がんの罹患経験の社会学

3,740円

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齋藤公子 著 定価 3400円+税 判型 四六判 上製 頁数 296ページ 装幀 宗利淳一 発売 2023年3月8日 ISBN 978-4-7684-3601-1 【内容紹介】 がん患者たちは集まって活動することで、 それぞれの生き方の可能性を広げることができる。 肺がん患者たちの集団活動に出会ったことで、 私が受けた衝撃とはなんだったのか。 「知識のやりとり」と「生きる権利の訴え」 という二種類の活動に焦点を当て、迫っていく。 重篤な病状(ステージⅢ,Ⅳ)と向き合う人々の ライフストーリーを検討していくなかで、 彼ら彼女らが、集うことで社会や医療を変革し、 連帯や希望をもたらしていることを明らかにしていく。 【主要目次】 1章 課題の設定 2章 近年のがん医療と肺がん医療 3章 先行研究 4章 調査概要 5章 がんは人々の「生」にいかに影響するか    ――肺がん患者たちの語りから 6章 肺がん患者たちによる「知識のやりとり」    ――集団内での活動 7章 肺がん患者たちによる「生きる権利の訴え」    ――集団の外に向けた活動 8章 がん患者たちの集団になにができるか    ――結論 【著者紹介】 齋藤公子(さいとう・きみこ) 1962年生まれ、埼玉県出身。立教大学文学部英米文学科卒業。ニューヨーク市立大学ハンターカレッジに学士入学し、主専攻・社会学、副専攻・女性学でBachelor of Art取得。複数の出版社に編集者として勤務し、在職中に胃がんに罹患して、がんの患者会活動に参加。博士(社会学)。現在は、立教大学社会福祉研究所で事務局兼任の研究員を務める。

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