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リチャード・レイノルズ 著/甘糟智子 訳
日本語版特別寄稿=東京大学だめライフ愛好会
定価 2200円+税
判型 四六判 並製
頁数 224ページ
装幀 くまたろう
発売 2024年9月20日
ISBN 978-4-7684-5964-5
【内容】
勝手耕作完全マニュアル、待望の邦訳!
世界にはいろんなことをしている人たちがいます。
本書に登場する人たちが耕しているのは自分の庭ではありません。
見つからないようにこっそりと、空き地、手入れのされていない花壇、道路の中央分離帯、行政区分のあいまいな土地、いつの間にかゴミ捨て場と化しているスポット……、そんな土地を「庭へと変えてしまう」、これがゲリラガーデニングです。
その土地の成り立ちを調べ、見つからないように細心の注意を払い、無断で、創造的に、まるで魔法のように、ふさわしい植物で飾るちょっと物騒でアナーキーな庭づくり。
著者・レイノルズ氏の試みと世界中の実例を紹介しながら、伐られていく世界の中で「植えていく」ことに突き進む。読んだらやってみたくなることまちがいなしの一冊です。
土を掘る、種をまく、水をやり植物を育てる。
こうし た 人間として の 当然の営みは、 土地を所有せずとも実現可能なのです。
【主要目次】
はじめに
第1部*ムーブメント ゲリラガーデンという運動
1. ゲリラガーデンとは?
2. なぜ闘うのか
3.何と闘うのか
4. 歴史
第2部*マニュアル ゲリラガーデニングの手引き
5. 武器(アーセナル)
6. 戦場(フィールド)
7. 宣伝(プロパガンダ)
8. 勝利(ビクトリー)
特別寄稿:境界のゲリラガーデン(東京大学だめライフ愛好会)
境界を越えて耕すということ(くまたろう)
【書いた人】
リチャード・レイノルズ
ロンドン在住のゲリラガーデナー。
大学時代、授業中に窓辺に小さな花壇をこしらえ
たのが初めてのゲリラガーデン。2004 年に公団
に引っ越したのを契機に本格的にゲリラガーデン
活動に没頭する。
世界各地のゲリラガーデナーとつながり、
guerrillagardening.org を運営している。
【訳した人】
甘糟智子(あまかす・ともこ)
翻訳家。
主な訳書『民主主義がアフリカ経済を殺す』( 日
経 BP、2010 年)、『 アナキストサッカーマニュア
ル―スタジアムに歓声を、革命にサッカーを』( 現
代企画室、2013 年)、『 スピルオーバー―ウイル
スはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか』( 明石書
店、2021 年)など。
【寄稿した人】
東京大学だめライフ愛好会
学生。2023 年より東京大学駒場キャンパスにて
「勝手耕作」を実践。