
守谷早苗 著
定価 1800円+税
判型 A5判変型 並製
頁数 208ページ
装幀 伊藤滋章
発売 2025年3月14日
ISBN 978-4-7684-7166-1
【内容】
福島の文化的な土地柄はいかに
育まれたか? その淵源を辿る!
本多氏が15万石で立藩。その後、堀田氏の時代や幕領などを経て、元禄に徳川家康が重用した板倉勝重の子孫が3万石で入る。養蚕が盛んで、領内で生産した生糸などを運ぶため水運が発達した。また、文化的な土地柄で和算や俳諧を嗜む人が多かった。幕末に戊辰戦争が勃発すると、東北の他の藩に倣って奥羽越列藩同盟に参加。その結果、長州藩の挑発に乗って世良修蔵暗殺事件を藩内で起こし、三河へ所替えになった。現在の福島市などに残る藩時代の遺物や風俗についても、本書では多く紹介している。
蚕糸業で栄え、賑わった城下町の物語
【著者紹介】
守谷早苗(もりや・さなえ)
福島県文化財保護審議会委員