
遠藤由紀子・遠藤敎之 著
定価 1800円+税
判型 A5判変型 並製
頁数 208ページ
装幀 伊藤滋章
発売 2025年6月23日
ISBN 978-4-7684-7168-5
【内容】
棚倉城、築城400年! 寛容な
藩風が東北の小京都に息づく
舞台は現在の福島県東白川郡棚倉町!
初代藩主は立花宗茂。二代目は丹羽長重。長重の転封後に入った内藤信照が棚倉城を完成させた。内藤氏は、財政難のため圧政を敷いたことが領民の反発を受け、駿河国田中藩に転封。その後藩主となった太田資晴のころから幼い藩主が続き、いつしか「棚倉は左遷の地」と呼ばれるように。しかし、太田資晴は後に大坂城代という幕府の要職に就き、その後に入った松平武元と幕末の藩主・松平康英も老中を務めた。転封後に着実に力をつけて出世した藩主が多い棚倉は、寛容な藩風によって幼い藩主たちを見事にはぐくんだのである。
【著者紹介】
遠藤由紀子(えんどう・ゆきこ)
昭和女子大学歴史文化学科非常勤講師、女性文化研究所研究員
遠藤敎之(えんどう・のりゆき)
福島県立浪江高校、福島西高校、白河高校の学校長を歴任